「欲しがりません勝つまでは。」


といったものの、この手の届く距離に牛がいたので我慢できなかったです。


とてもおいしくミディアムレアミディアムレアでいただきました。このミディアムレアは残像です。あしからず。




詳細は以下の通り、

さて今宵はとてもいい天気なのであなたとお出かけをしようと思ってあなたにお電話したところ、
あなたは携帯電話を逆に持ってしまい、通話口を耳に向けた状態で3分間そっと佇んでいました。

それを僕は影で見ていたのですがあなたは何一つ気付く余地はなく、このまま僕は寝てしまおうと目論んでいたところ、
辺りを見回すと、そこは戦時中の1944年でした。

僕は影で狼狽した。

その狼狽が顔に現れたので僕は着こんでいたユニクロのパーカーに紐をこれみよがしに鼻の穴に詰め込んでしまった。

そこで下級武士が現れて僕にこう尋ねた、
「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ?呼ぶんだぜ?」

「呼ぶんだぜ?」は残像でもなんでもなく確かに2度告げた。大事なことだったのだろう。


そっと無視して街に出た。
大概の人間が何かに恐れている。そう察知したので僕はこっそり一人で戦慄したのですが誰一人僕に気付かない。


なぜだろう。



そうか僕はこの時代にいないことになっているのか。そう理解したので僕は所謂手帳におもむろに書き込んだ。

そこで誰彼ともなく「贅沢は敵だ」と叫んだ。僕はこのユニクロのパーカーでさえも?贅沢なのか?BEAMSをもっていない僕だよ?と自問自答。
でも僕はこの時代にいないことになっているので積極的にBEAMSを買うことにした。

だが僕はどこにBEAMSを売っているのか知らない。なので付近で黙々と耕作をしていた農民の首にサテン生地を巻き付け、




彼の持っていた馬を奪った。



その馬がBEAMSを知っているに違いないと確信したが、彼は、どうも、存じなかった。

そこで僕は積極的にその馬にBEAMSの場所を教えてあげました。



やはり僕みたいな好青年がモテる星でなくてはならない。


しかし馬を盗んだので断罪。星。

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第九回雑文祭投稿作品 

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